住宅ローンの返済あれこれ

 

物価上昇中の昨今 家計改善方法としてのローン返済見直しのポイントは?

物価上昇の一方、収入は伸び悩み・・・今も不安ですが、将来はもっと不安という人は多いは
ず。不安解消には固定支出を減らす事が不安を小さくする一歩です。

生命保険、損害保険はもちろん通信費・水道光熱費、食費などの見直しも大切だけど
ローンを抱えている方にとっては、金利負担を減らすことが先決です。

ローンの支払いを抑える基本は、ローンの金利が多くなるキーワードは「多額・長期・高金利」
つまり金利負担を抑えるには「ローンを減らす・返済期間を短くする・金利が低いローンに切り
換える」事が必要です。

たとえば、クレジットカードでの買い物は一般的に1回払いやボーナス1回払い、2回払いであ
れば、手数料(金利)の負担はありませんが、3回払いはリボルビング払いには手数料が掛か
ります。確かに毎月の負担は軽いかもしれませんが、支払いが長期になるうえに、金利が高い
ため、総支払額は多くなります。

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住宅ローン見直しのコツは、具体的に2種類あります。
ひとつは、現在のローンから新しいローンに切り換える「借り換え」です。たとえば、金利が高い
ローンから金利が低いローンに借り換えるなどの方法ですが、新しいローンに切り換える場合
には、諸費用が掛かるため金利負担の軽減額だけでなく、諸費用も負担も含めて検討する必
要があります。
もうひとつは、現在のローンの一部または全部を貯金などを取り崩して返済する、繰上げ返済
です。住宅ローンの繰上げ返済には毎回の返済額はそのままで、返済期間を短くする「期間
短縮型と返済期間はそのままで毎回の返済額を少なくする「返済軽減型」があります。

どちらの方法が適しているかは、家計状況によって異なります。「現在の支払いは大丈夫。で
も将来、教育資金が掛かる時期や退職後の返済が不安」な場合は、期間短縮型が適していま
す。一方、「貯蓄はあるものの、現在のおよび将来のやりくりが不安」である場合は、返済額軽
減型が適しているといえます。なお、他の条件を同じとした場合期間短縮型のほうが有利で
す。また、同じ金額を繰り上げ返済する場合は早期に実行するほど金利軽減効果が大きいの
はいうまでもありません。

現在のキャンペーン金利適用が終了または軽減措置が小さくなる場合や、旧住宅金融公庫の
ローンで返済から10年目前後の方は、11年目から金利が4%または3.5%にアップしますので、一
度は繰り上げ返済や借り換えを検討しましょう。
また、繰上げ返済は、現在や近い将来に使う予定のない余裕資金がある場合に検討しましょ
う。

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繰り上げ返済は将来の金利負担を軽減する効果がありますが、必ずしも繰り上げ返済は万能
とはいえません。たとえば、景気拡大時などは、投資により収益を狙うチャンスになる場合もあ
りますし、教育資金、車ローン、など住宅ローンよりも高い金利のローン組む可能性がある場
合は、金利の低い住宅ローンを残し、他のローンはできるだけ組まないようにした方がいいと
いえます。また、借入残高が少ない場合や残りの返済期間が短い場合は、金利軽減効果は大
きくないため繰上げ返済しないで資産運用したほうが効果が大きい場合もあります。

なお住宅ローン控除を受けている場合、12月末の借入残高で控除額が決まるため11月や12
月などの年末に近くに返済するよりも年明けの1月に返済する方が「税額軽減効果+金利軽減
効果」が大きくなる場合もあるといえます。

必要なもの、欲しいものを早く手に入れるため上手に活用してココロの満足とフトコロの満足を
両立させたいものですね。



「毎年どんどんしていくつもり」と「2〜3年に1度など定期的に」という方は、ほぼ半々。そこで、
毎年マメに繰上返済をしていくのと、2〜3年に1度などまとめて繰上返済するのとでは、どのく
らいの違いがあるのだろうか?

利息の節約効果は「マメに返済」が効果的!
借入金額3,000万円、30年返済、金利3%(全期間固定)の場合で、比較をしてみましょう。「マメ
派」は毎年50万円を繰上返済、「まとめて派」は3年ごとに150万円を繰上返済したとします。節
約できる利息額はどのくらい違うかというと・・・

繰上返済した額も含めた総返済額の差は、約38万円。つまり、繰上返済による効果が「マメ
派」の方が約38万円多かったということになります。両方とも、繰上返済した総額は900万円。
同じ金額を繰上返済するにしても、マメに行う方が、つまり、少しでも早め、早めに行う方が効
果は大きくなる

借入額3,000万円、30年返済で、金利が2%の場合には、「マメに返済派」と「まとめて派」の差
はどのくらいになるでしょうか?前ページ同様、「マメに返済派」は毎年50万円を繰上返済、「ま
とめて派」は3年ごとに150万円を繰上返済したとします。

やはり「マメに返済派」の方が節約できる利息は多くなります。ところが、その差は約23万円。
金利3%の場合と比べると、「マメに返済派」と「まとめて派」の差は小さくなっていることがわか
ります。

金利が高い場合には、マメに繰上返済を行い、早め早めに元金を減らしていく方が効率的で
すが、金利が低い場合には、あまり急がず、ある程度まとめて繰上返済しても大きな違いはな
いようです。

『繰上返済手数料にも注意が必要』
繰上返済を行うには、原則手数料が必要となります。手数料は、金融機関によって異なります
が、例えば、三菱東京UFJ銀行では、100万円未満の場合は 5,250円、100万円以上の場合は
21,000円かかります。前出の例では、50万円ずつ18回行った場合の手数料合計は94,500円。
一方、 150万円ずつ6回行った場合の手数料合計は126,000円と、回数が少ないにも関わらず
手数料が高くついてしまいます。このような場合で、なるべくまとめて繰上返済をするならば、
99万円ずつ行えば手数料の面では効率よく行えることになります。

繰上返済はどんどん行っていくのが良さそうに思えますが、注意点もあります。預貯金をしてい
ても増えないから、という背景もあり、繰上返済がもてはやされるようになりましたが、繰上返
済と貯蓄とは比べられるものではありません。一度、繰上返済してしまった資金は戻ってこな
いのです。繰上返済をしすぎて、教育費が不足して住宅ローンより高い金利のローンを借入れ
なくてはならない、というような状況になっては本末転倒です。

また、返済中のローンが変動金利や、固定金利選択型の場合には、金利見直し(または返済
額見直し)時に、ある程度まとまった資金が手元にあると金利上昇リスクに対応することができ
ます。金利が上昇し、返済額が思った以上に増えてしまった場合は、毎回の返済額を少しでも
抑えるためには、手元資金で返済額軽減型で繰上返済を行うのが効果的です。

何か突発的なことが生じた場合に、頼りになるのは現金です。繰上返済ばかりに気を取られ
て、手元の預貯金を減らしすぎないよう注意が必要ですね!

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